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10章:〜天秤〜 (3/139)




未歩は、そんな翔の肩を揺らし、何度も名前を呼び続ける。



それでも目を開けてはくれない翔に未歩が泣きながら抱きつくと、翔の背中に回した自分の手に何かヌルっと生ぬるい感触が伝わる。



未歩が恐る恐る、自分の手についたそれを確認すると、手が、血で真っ赤に染まっていた。




「あ〜あ(笑)お前が逃げたからいけないんだよ。」




未歩が震える手のまま声の方を向くと、そこには正樹と隼人が自分を見下す様にたっていた。



「お前のせいで、こいつ殺しちゃったじゃゃん(笑)」



正樹は不気味な笑みを浮かべながら翔の背中を蹴飛ばす。



いっ・・・・いや・・・嘘・・・



何が起きたか、理解する事が嫌だった。


そんな未歩を嘲笑うかのように正樹は未歩に何かを投げ、未歩はソレを両手で受け取った。


「それが裏切り者の春奈だ・・・裏切るとこうなるんだよ・・・(笑)」




未歩が両手を見るとそこには、肉片の塊があった。


「いっ・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
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X ©著者:百合蝶

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