4章:〜出会い〜 (3/24)

未歩｢･･･結実?｣


未歩が結実に話かけても、結実は眉間にシワを寄せたままその団体を見つめている。


団体の人達も見られているのに気がついたのか、一斉に未歩と結実を見ている。


しばらくすると団体の中の１人が立ち上がり結実に近づいてきた。



未歩は絡まれるのかと思いドキドキとしながら結実を見たが、近寄って来る男を見ると結実はニコーっと笑った。



結実｢やっぱそうだ!!信太だぁ〜!!久々ぁぁ!!｣



結実はそういいながら、近寄ってきた男の肩をバシバシと叩く。



信太｢結実ちゃんだぁ凄い久々だね!!うっわぁ大人になってるし!!｣


結実が信太と呼んだ男は以前、未歩も結実から聞いていた幼なじみの三つ上の男だった。