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37章:支笏湖から… (1/2)

37章:支笏湖から…

Kの地元は北海道は室蘭、支笏湖がある千歳までは車で2時間と、そう遠くない所です。

本題になりますが、支笏湖が自殺の名所と言うのは、あくまで名ばかりで、死骨など不吉な名前から連鎖される空想でしかありません。

千歳近郊に住む消防士の叔父に話を聞いた事があり

「確かに事故は何度かはあるが自殺と思われる死体が上がった話は聞いた事がない、それなら○○○マンションの方が色々と仲間内から聞くぞ」

との事でした。まぁそのマンションの名前は忘れましたが。

そもそもお盆に支笏湖にキャンプ等に行くのは普通の事であり、日中であれば冷たくもなく、普通に泳いでいる地元の子供等で賑わっているのが現状です。

とまぁ批判的な感じになりましたが、ここからが自分の話したかった、室蘭で起きた、女子高生失踪事件の都市伝説になります。


数年前の話になりますが、Kの地元ではランクの高い高校の、一人の女子高生が失踪し、田舎の小さい町ではちょっとした騒ぎになりました。

その女子高生は容姿端麗で学校でも人気があり、性格も良く、影でファンクラブが出来る程と耳にした記憶があります。

事件から何年かが経ち、当時高校生だったKは、その女子高生が消えたとされるバス停でバスを待っていました。そこには未だに、その女子高生の看板が大きく立てられています。

普段は気にしないのですが『こんな事もあったなぁ…』と心の中で少し考え、到着したバスに乗り込みました。

そして、一番後ろの席に座ろうと通路を何の気無しに歩いていると、横目にバーバリーのマフラーをして、ストレートの少し茶色がかった、俯き加減の可愛い女の子が視界に入ってきました。

一番後ろの座席に座り、マフラーの子見ながら少しだけ不思議になりました。何故なら、雨も雪も降っていないのに髪の毛がビチャビチャに濡れていたからです。
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都市伝説 ©著者:坂本歳三

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