20章:復讐 (2/9)

あのサイトを見てから
イライラをどこにぶつけていいか分からないまま数日過ぎていった。


今日も仕事、幹部が不在で店も割と暇。


AホールとBホールに指名客が来ていた。


「きらさん！どこに着いたらいいですか？」


「きらさん！キャッチ行ってきてもいいですか」」

最近では敬語を使われる数の方が多い。


幹部がいない時はやたらと俺を頼ってくれる。


「きらさん！」


『次から次へと・・・少しは自分で考えてみたら？』

「すみません。男女2人組のお客さんがきらさん指名です！」


『えっ？男女？』


「どっちのホールに案内したらいいですか？



『ん〜？ちょっと待て！俺が挨拶に行く。』


誰だ？客が男客を連れてくる時は必ず連絡くれていたので、誰なのか予想がつかない。

変わりにヘルプに着かせてエレベーター前まで向かった。


『お待たせしま・・・。』




俺は男女二人組を見て絶句した。