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16章:〜指名〜
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髪は店でセットする事にして、急いで店に向かう。
好きな音楽を聞きながらテンションを上げる。
一人の車の空間がなにげに好きだ。
昨日のパーキングに着き
『L』があるビルへ。
ウコンを飲みながら8階を押した。
時計は深夜00時40分。
エレベーターが開くとパネルの掃除をガイがしている。
ガイ「きら君!おはよ!」
『お疲れ様です!早いですね!』
ガイ「早く仕度終わらせてキャッチ行きたいんです!」
『キャッチですか。俺も行きたいっす。』
ガイ「じゃあ一緒に行きますか!」
キッチン、トイレ掃除と、灰皿と今日の予約の席の準備。
指名がかぶってる場合は出来るだけ担当が目につかない卓へ。
ちょうど『L』はAとBにホールが別れていて その間にキッチンがある作りになっているから指名がかぶった場合はAとBを使っている。
ヤスさん今日もかぶってるなぁ。
準備が終わり髪をセットしてキャッチに行く事にした。
ガイ「チームワークが必要なんでお互い敬語やめましょ?」
『そう言ってくれるなら有り難いよ』
街を歩いているとキャバクラ店が多いだけに明るい。
ゲーセンの横を通りすぎると二人組の女の子が座っている。
ガイ「なぁにしてんの!?」
二人共かわいいってわけじゃなかったがガイが話しかけた方じゃない子に話かけた。
何分か話し携帯番号を聞いた。
あっさりと離れたガイに
聞いてみた。
『店に誘わないの!?』
ガイ「俺店なんか気にしないよ!!ヤリたいだけだもん!」
えっ!?
ガイの話によると、ガイは女とヤル為にホストになったみたいだ。
ホストになる理由は人それぞれだから何とも言えない。
ガイ「日給はほとんどラブホ代で消えるからね!笑」
俺よりチャラい。その後は番号が聞けずに店が始まる時間になってしまったので急いで戻った。
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俺??ホストだょ!! ©著者:ナイズ
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