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13章:卒業〜大学入学 (14/14)

それは何ヶ月か前にヤッた女の子からだった。
名前はレイ。


レイ「ひさしぶり!!キョウさぁ今仕事何してんの?」


『学生。バイトは今してない。』


レイ「まじかぁ!だったらホストやってみない?面白いしイケるって!」


『俺が?いや無理だろ!』

レイ「まぁ考えてみてよ!」


電話を切って考える。


ホストかぁ。

なんか未知の世界だなぁ。

ひかるに会いに行くか。


そしてひかるの家に遊びに行った。


ひかると遊ぶと大抵女の理想について話す。

どっちも理想が高い。


でもひかると恋愛の悩みに関しては全く違う。


ひかるは第一印象がいいわけで、俺はまず最初が勝負になる

人間て不公平。でもひかるは俺の冗談にいつも笑ってくれる。

それが嬉しくて笑える話には常に敏感だった。

ひかるとは幼なじみで小さい頃から一緒だから多分俺が生き残る為に自然と人を笑わしてひきつける力をつけてきたのかも知れない。

そんな俺に

ひかる「俺はお笑い系は無理だわ!笑」


と意地悪を言う。


この日はひかると24時間連続で桃太郎電鉄をやった。
サイコロで五マスが出て
三マス進んでるうちに寝てしまうくらい睡魔がすごい。

99年やって終わりにした。

何日かひかると過ごして日サロの帰り道、相談してみた。


『俺さ、ホストやってみようかな。』


ひかる「いいんじゃん??でもキョウ。 薬だけは手出しちゃ駄目だよ!」


運転しながら言うひかるの横顔はこの時だけ真剣だった。


・・・ひかる。


俺は本当はひかるとホストやりたかったんだ・・・。

一人じゃ何も出来ない。

俺はひかるとじゃなきゃいつも不安なんだよ・・・。

『薬なんかやらないよ!』
そう言って俺はシートを倒して眠りについた。


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俺??ホストだょ!! ©著者:ナイズ

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