10章:流れてく日々 (2/7)

すごいスピードで毎日が過ぎていく。


普段の生活に戻り、倍速で進んでいく日々。



あやなとは順調で色々な所へ出かける様になった。

水族館、動物園、遊園地、
デートスポットの雑誌を見ては出かける。


全てが上手くいっていた。

・・・でも、なんだかこの頃から俺の心が満たされていない事に気づく。

あやなの事も大好きなのに何故か満たされてない。

気づかない様にしてたけど話してる時、ご飯食べる時その気持ちは俺の中に必ず現れる。


いちかとの一件で、

俺の中にある恋愛の歯車が壊れはじめていた。