5章:美女と野獣 (12/14)

あやな「キョウ君の変態！笑」
と言ってきた。

『俺はこっち向くから！』と俺は壁側に体を向けた。

するとあやなは、「それでよろしい！笑」
とラックから雑誌を取り、ベッドでクッションを抱えながらうつぶせになって雑誌を読みはじめた。


ドキドキ、ドキドキ。


俺は壁を見ながらあやなのページをめくる音を聞いていた。


しばらくすると、 あやな「ベストな彼氏彼女になる為にはだってさ！」


『ん？』っと俺は仰向け
になった。


あやな「付き合う前のＨは厳禁。なぁなぁになる確率高しだって」


と俺のほっぺをツネッた。


確かに俺達は付き合ってないのにＨをした。


今の俺達の関係は普通じゃない。


俺は隣で興味深そうに雑誌を読んでいるあやなをそっと見て、こんなに近くにいれるのは最後かもしれない。

けど、、、答えを聞きたい。。はっきりしたいんだ。

失う怖さがどれほどなのか、分からないから余計に怖い。でもこれじゃぁ本当になぁなぁだ。


俺はゆっくりと起き上がった。