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6章:遠回りして見つけたもの
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私は瑞希チャンにやってもらった金木犀をモチーフにしたネイルに視線を落として、
『…膝、擦り剥かないように
サポーター付けていこうかな。』
と私が真面目な顔をして言うと、ひろクンはさらに笑って、私も一緒に笑った。
あれから何度も家の周りや公園でクロの姿を探してみたけど、クロはどこにもいなかった。
そんなある日、自分が通う予定の専門学校を少し気が早いが、下見に行こうと出かけることにした。
学校の最寄りの駅をおりて学校までの道のりを歩いていると、ふわっと甘く澄んだ香りがした。
『…これ…金木犀の香り…。』
香りに誘われて私は脇道へと足を向けた。
自然がまだ残るこの辺りは木々が生い茂り木漏れ日が気持ち良く降り注いでいた。
―…ニャァニャァ〜…―
『―…ッッ?!』
細い路地を過ぎると目の前にクロがいた。
私は見間違いではないかと足を速めて傍に駆け寄ると、艶々した黒い毛並みに、左右色の違う瞳。
そして、2本の尻尾…
間違いなくクロだった。
『…クロ!!』
―…ニャァ〜…―
クロは着いてこいと言わんばかりにトコトコと歩き出した。
そして着いた先は―…
霊園だった。
『―…なんとまぁ…クロ…おあつらえ向きな…』
私が呆気に取られているとクロは一つのお墓の前で歩みを止めた。
そのお墓の脇には数本の色鮮やかな小さなオレンジ色の花をつけた…金木犀。
―…ドクンッ…―
『―…まさか…―』
私は高鳴る胸の鼓動を押さえきれず走りだした…
そして…
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黒の扉 〜金木犀〜 ©著者:金木犀
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