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1章:殺意
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1章:殺意
あいつを殺してやろうと思い至ったのは昨日の夜の事だった。
それから僕は一睡もせず、殺しの手順を考えた。
気付いたらカーテンの隙間から日の光が漏れ出していた。
瞼が重い。
目が乾いている。
頭も痛い。
昔からあいつが嫌いだった。
こそこそと僕の周りをうろついては気付かれない様に嫌がらせをする。
意地汚い虫けら。
あんなやつ死んだところで誰も悲しまない。
死んで当然。
とっとと滅びろ。
目が合う度に感じる嫌悪。
考えるだけで吐きそうだ。
「次会ったらぶっ殺してやる。」
昼手前、僕は朦朧とした意識の中
気絶寸前で眠りに落ちた。
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