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4章:知らない (3/32)




それから5分程経つと舞がやってきて、いつものように謝る。


『楓、マジごめん!!準備ゆっくりし過ぎた!』


『うん、なんかもうね、慣れたから良いや(笑)』


私はそう言って笑い、いつもとは違う少し大人なデパートに足を運んだ。


『何あげるの〜?真輝君ホストだし、やっぱデュポンとか?』


舞は興味津々のようだ。


『んー…。何が良いかな?デュポンとか微妙!』

私は彼氏にプレゼントをあげたことがない。


でも、真輝にはあげなきゃって思ったのだ。


それは、普段意識していなくても頭の片隅にある

“ホスト”ということを意識してしまうから。


きっと、客からプレゼントを貰うだろうから、


私だって、何かあげないとって。


『ん〜何だろうねぇ。』


舞も一緒に悩んでくれた。



…結局、全然決められなくて、今日は諦めようかと思ったときだった。



通りすがった他人からフワッと香った香水の匂いが、凄く良い匂いで。


(あれ何ていう香水なんだろ〜…)


なんて考えて、ふと思いついた。



『決めた!香水にする。誕生日な訳じゃないし、それくらいの物がちょうど良くない?!』


私はやっと思いついたことが嬉しくて、笑顔で舞に同意を求めた。



舞も笑顔を見せる。



『うん!それが良いかも♪』



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