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8章:出会い (1/4)

8章:出会い

結局家に帰っても居場所は無いままだった。
やらないといけないことも、昔と同じ。それをしないと遊びにも出れないから、ちゃんとやった。
それに加え心配故なのか親からの束縛はより一層強くなった…
「どこに誰と、何時に帰ってくるの」って聞かれるのは当たり前で、時間を過ぎると鬼電。

その頃からか、出会いを求めて合コンに行くようになった…包んでくれる人が欲しい気持ちと、居場所が欲しくなったから…それは結局家族でも、友達でも、親友でも無く、男の人に求めてしまった。

親友とはダンス習いに行ったり、スポーツクラブ行ったりして、相変わらずよく一緒に居たけど、やっぱり何かが足りなかった。

彼氏欲しい気持ちは強かったけど、夜出るのにも、親にはいい子演じてる私は…口実作りとかを考える自体馬鹿臭くなって合コンに行くのを止めた。

すごい面倒臭い…居心地のいい場所から現実に戻されたギャップと、入院中には思いもしなかった、現実の世界でのやりたいことがうまくいかないって葛藤で、よくイライラしていた。。

"今は両親の心配してくれてた気持ち、わかるよ。""いつも消えそうだった私が出かけて、目が届かないのが不安だったんだよね?"「ありがとう」
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何も変われない私→変わろうとしてる私。 ©著者:沙羅

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