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3章:幻は水曜日〜レイ〜 (1/1)

3章:幻は水曜日〜レイ〜

直ぐさま、折り返した。
繋がった。

私の鼓動はリズムに這わせて脈を打っている。

夜景もコーヒーも
仕事も醒めてしまうくらい
だだっ広いスウィートルームに飾られた一枚の絵画を目を細めてただ、見つめていた。

レイが電話に出てくれることを期待して。

プルル音は続いている。
もう出ないか。と、諦めかけてコーヒーカップに口をつけた。

冷めたお湯が返って、
口から水分を奪って
いった。

諦めて、電話を切った。
あーあこんなもんかよなあと変な、新鮮な、期待感は一気に引いていった。

携帯電話をパタリと閉じてベッドに棄てるように投げた。
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蠍のサダメ ©著者:リサ

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