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14章:火葬
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14章:火葬
いよいよ火葬の日‥。
金太郎の最後という日
最後にあいつの顔を見て俺達で天国に送り出す日
今日はそんな日なんです。
今日は金太郎の親俺達を含め計8人
昨日のお通夜に来た人達が何人かいない。
金太郎最後の日なのになんか悔しい…。
母は今も目の周りが涙ぐんでいる‥。
車で代表と向かう時に笑顔で歩いてる、小学生、サラリーマン、がなぜか羨ましい‥
金太郎が死んでも世間はそのことを知らない、何も変わらなく平凡な一日を迎えている。
あいつの時間は止まったけど世間は当たり前のように時が進んで行く
何か複雑、
その時俺はとある詩が頭のなかに出てきた。
「今日という日は昨日亡くなった人が、なんとしても生きたかった、なんとかしてでも生きたかった日なんです。今日はそんな日なんです…。」
こんな詩が頭を過ぎりました。
いよいよ金太郎火葬の時間になりました。
棺桶の蓋に釘が打たれ、そのまま火葬場に入れられ火がつけられました。
…
皆の無言が続く
…
…
??
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