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10章:アキと龍とるか
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今日も龍は仕事終わりに
家にやってくる。
相変わらず店ではNo.1だし、
あたしにすべての時間を使い果たしてるのに
どうしたらNo.1になれるのか不思議だった。
るか『龍の携帯ってそこまで鳴らないよね。ホストぢゃないみたい。』
龍『ホストやしっ。おれのお客様は理解あるからな。俺が口うまいのわかってるやろ?詐欺師みたいなもんやでほんま。』
るか『ひどいね(笑)』
龍『今は枕とか一切してないで。ちょい大変やけどな、お姫様の機嫌取るの。』
るか『してもいーのに。』
龍『アホかっ。真剣な気持ちでお前に挑むって決めたんや。』
るか『挑むって(笑)本当にうけるねっ。』
今日も龍は絶好調。
仕事であんなに喋ってるのに、
あたしにも気を使ってくれる。
たまに真剣な顔をするときは
ドキドキしてしまう。
最近本当にかっこいいなと思う。
美少年。まさにぴったりの言葉。
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