ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

1章:記憶 (1/15)

1章:記憶

「うぇ…う…げほっ」

母と父が買ってくれたピンクのモコモコした素材のウェアーの上に、だらだらと私の嘔吐物が流れていく。

ダンダンダン


大きく聞こえる足音。段々近づいて来る。
恐怖で体の芯の部分が氷ついてくる。目の前には母の足が見える。

とてもじゃないけど、顔をあげられない。

座ったまま吐いてしまって俯いている私の顔をあげて、母は手をあげた。


バチン


右頬に母の手の跡が残る。お互い話すことなく、母は私の前を去った。

4歳の私。歯を食いしばり声がでない様に頑張る。


が、涙だけは我慢できずに溢れてくる。



1 /158

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

私が変わるまで、私はあきらめない ©著者:てんとうむし

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.