9章:不倫からのそれから (2/5)

松本さんとは、相変わらずだった

同じヤマトで働く、熊井さんと、私が仲良くしていると、何故か不機嫌な
松本さん

なぜに

熊井さんと、歳は近いし、仕事終わりで、よく飲んでいた

二人きり、というより、みんなで、ワイワイみたいな

仕事中に、熊井さんと、話していても、分かるように不機嫌になるし

ぶっちゃけ疲れる
自分は、結婚してるくせに、私が、熊井さんと話しているだけで、ヤキモチとか、小さい男！って、思うようになる

松本さんは、ドラえもんのジャイアンみたいな感じだった

さゆりは、俺のもんだ！
みたいな
俺の言う事だけを、聞いていればいい！
みたいな

それ、結婚してる人が言うセリフ？とか、思いながらも、愛されている、と勘違いしていた、やっぱり、馬鹿な私


この不倫中も、何度もノンに話したね？
聞いてもらったね？

ノンから言われたのは、
本当に、さゆりの事を愛しているなら、俺といても、幸せになれないから、って自らさゆりを手放すと思うよ。

って、ノンに言われた
確かにそうかもな〜
って、考えるようになる。