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13章:気付きと傷付き
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冬休みもあけて、3学期になった。
椿とは付き合って3ヶ月半が経った。
冬休みには2回だけ椿と会ったけれど、私はこれから先もっともっと椿に会いたくて、塾以外の習い事を全て辞めた。
親は勝手に全てを投げ出した私を怒り、真冬にも関わらず外へ放り出したけれど、物置から持ち出した毛布にくるまってぐっすり眠っている私を見て、
「普通は外に出されたら朝まで反省してるもんだろうが・・お前はもう、本当に手に負えないところまで気が狂ってしまってるんだな」
と、これ見よがしなため息をついただけだった。
2学期も成績は1番だった。
親は私にこれ以上、何を求めているというのだろう。
昔のように、それを褒めてくれるでもなくなった両親は、私にとって邪魔な存在以外の何者でもなかった。
だいたい、元々失望されている親から更に失望されたからって、今更何の気にもならない。
どんどん失望して、縁でもなんでも切ってくれたら、むしろそれが一番嬉しい。
そうすれば私は、もっと自由になれるはずなのに・・
とにかくその時の私には、これからはもっと椿に会えるということの方が、何倍も重大な関心事だった。
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サイコパスの愛情 ©著者:あや
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