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8章:新生活 (2/4)

春休みが終わり、私は中学生になった。
家から少し遠い学校だったため、一時間かけて電車で通うことになった。


入学式には母も来てくれた。

「いい?ここにあんたを知る人はいないんだからね。新しい自分になったつもりで、良い子にしててよ!」

「はいはい」


母と別れ、新入生の席に向かう。しばらくすると開会式が始まり、校長が出てきておきまりの話をした。

私は新入生代表だったから一番前の席でそれを聞いていたけれど、校長の話があまりに長すぎたからなのか、隣の席の子がいきなりふらふらと揺れ出して、そのままばたんと前に倒れた。



「ちょっと・・すみません、誰か」


母の言い付け通り「良い子」な私が手を挙げると、すぐに先生が飛んできてその子を何処かへ運んで行った。


入学式で倒れるとか、マンガみたい・・。


その女の子が運ばれていくのを見ながら、心の中で呟いた。


「新入生、挨拶
代表者は前へ」


生徒が倒れて慌てたのか、校長の話は中途半端に締め括られ、やっと私の出番が来た。

出番といっても、在校生の代表から花を渡され、ありがとうございますと言うだけだけど。
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サイコパスの愛情 ©著者:あや

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