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7章:僅かな希望
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ご飯の時間にも呼んでくれなくなった。
皆の残り物にラップがかけてあって、それを一人で食べた。
なにも一緒に食べるなと直接言われたわけじゃない。
だけど前までは、いくら私に対してテスト以外の関心がなかったとは言え、ご飯は私が帰る時間になるべく合わせて作ってくれていた。
ご飯が出来るまでの僅かな時間も部屋で勉強する私を、
「あやちゃーん、ご飯だよ!」
と声を張り上げて呼んでくれていたのに。
それなのに今は、部屋でゲームをする弟だけを、
「ともくーん、ご飯だよ!」
と呼ぶようになった。
そう言われると何だか私は行きづらくて、みんなと一緒にはご飯を食べられなくなってしまったのだった。
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サイコパスの愛情 ©著者:あや
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