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6章:サイコパス (2/9)

その後何度かカウンセリングに通って、何度もテストや話を繰り返して、私はとうとう、サイコパスだと診断されてしまった。



カウンセリングではよく、大きな熊のぬいぐるみを使って話をした。


「このぬいぐるみを、人間だとします。あやちゃんはこの人のことが大嫌いです。この人をあやちゃんが殺そうとしたら、この人はタンスの中に逃げてしまいました。」


そう言いながら先生が戸棚の中にぬいぐるみをしまう。


「あやちゃんなら、どうする?どうするか言ってもいいし、やってみてもいいよ。」


私は立ち上がって、タンスの前に座り込んだ。


「ここで出てくるまで待つ。」



先生はメモをとった。


「ありがとう。じゃあ、次の質問をするね。この熊のぬいぐるみを、腰の曲がったお婆ちゃんだとします。このお婆ちゃんがあやちゃんの前を歩いていて、転んでしまいました。」


先生はまたぬいぐるみを持って、私の前に転がした。

「あやちゃんならどうする?やってみて。」


私はそのぬいぐるみを踏みつけて前に進んだ。


先生は少し慌てて、

「ん?さっきの質問とは別に考えてね?これはあやちゃんの嫌いな人ではないよ?」

と言った。

「え・・?わかってるよ。」


そっかあ〜。と言いながら先生はまたメモをとっていた。
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サイコパスの愛情 ©著者:あや

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