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4章:命 (2/9)


父は怒っていた。


「どうしてそんな酷いことが出来るんだ・・。」


父の額に浮いた血管が、神経質そうに脈打っていた。


なんで怒ってるんだろう。
大してあいつを可愛がってもいなかったくせに。


室内犬なのに毛が落ちるからって昼間は外に出してたよね。あまりじゃれると服に毛が付くからって、撫でてもあげなかっただろ。それだって“酷い”じゃないか。


あいつは寂しかっただろう。


生きてるうちに優しくしてあげなかったお前と、優しかったけど殺した私、どちらにアイツは感謝してるかな。



そもそも犬って長生きしたいとか考えてるのか?


考えてたとして、優しくしてくれない家族のもとで、あれ以上長生きしたかったのかな。


わからないじゃないか・・。
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サイコパスの愛情 ©著者:あや

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