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2章:私は悪くない (2/11)

「あやちゃん、どうしてこんなことをしたの?」


またそれか。


思いながらも嗚咽でうまくしゃべれないフリをした。

裕子の父親はいかにも団塊世代っぽい頭の固そうな男で、

「泣いてないでなんとか言え!」
「泣くくらいなら初めからするな!」
「裕子はもっと辛い思いをしたんだ!」

等と1人で喋っていた。


返事してないのに1人でよく喋るなあ。返事なくていいなら壁にでも喋ってりゃいいのに・・なんでわざわざ私に言うんだろ。

あーうるさい
あー疲れた
あーお腹空いたなー


そんなことを考えていると、裕子の父親が

「〜〜だろ!えっ!どうなんだ言ってみろ!」

と言ったので、

「ほ、んとにっ・・すみま、せんでした・・ヒック」


と言っておいた。


「本人には私からもよくいいきかせますので・・」


長い説教も落ち着き担任がそう言って話がまとまりかけたとき、



バタバタバタバタ・・バンッ


誰かが慌てて部屋に入ってきた。


「あや!あんたって子は!」

入ってきたのは、泣いて目を真っ赤にした私の母親だった。


・・お前はばかか?今やっと終わりかけてたのに何考えてんだ?

母を見ながらそう思った。
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サイコパスの愛情 ©著者:あや

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