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18章:【METAMOLPHOSE-true end-】 (2/12)


「最近、蓮月は忙しいの?」

あからさまな不機嫌を顔に出して智恵が言った。

あっ智恵っていうのは俺のエース。覚えてる?


「そこそこ忙しいな。ちょっと将来を考えて資格でも取ろうと思ってさ!」

嘘だけど。


「え?ホスト辞めるの?」

今度は不安を全面に押し出した顔になった。なんで女はこんなにもコロコロ表情を変えるのが得意なんだろう?


「まだ辞めないけど…不安なこと考えなくて良いよ。俺が辞めた時はお前を食わしてやるって言ったろ?」


歯の浮くような嘘。
ホスト辞める直前に引っ越しするし、その後すぐに携帯も解約するに決まってんじゃん。


歯の浮くような台詞も智恵にとっては愛の言葉らしい。
蓮月もっと私たち頑張ろね。なんて都合の良い台詞を言ってくれながら抱きついてきた。


嗚呼、もう嫌だ。
俺は瞳を覗くフリをして引き剥がした。


「智恵…愛してるよ?」
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木曜日、午前4時 ©著者:ハラミ。

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