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10章:【METAMOLPHOSE-white side-】 (3/21)


午前の診療と午後の診療の間を狙って行ったものの、なかなか彼女は現れない。

待たせることは苦じゃなくても、
待つことは苦痛な俺が待ち続けている事実に少し笑えた。


下を向いて携帯をいじっていた。
下らない客とのメール。

メールばかり豆で店に呼べばキレたりする女も居るわけで。


はぁ‥。
はぁ‥ぁ。うんざり。


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