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2章:走り出した心 (2/15)

婚約者が言った
『出なくていいの?』

『うん…』

『月(らいと)って
最近よくメールきてるよね?』

そんなこと言う人じゃないのに…

『うん、きてるよ』

『お客さん?』

『う〜ん、お客さんじゃないかな。
うちの店に来てるホスト何回か隣りについたことがあって、お客さんとアフターでホストクラブ行った時に指名入れたの。それから連絡が来てるんだ(笑)営業だよ』

私の少しの動揺を
婚約者は見逃さなかった

『好きなの?』

『なんで?そんな訳ないじゃん(笑)
だって相手はホストだよ?』

『ホストじゃなかったら?』

『ないない(笑)
だって10個も年下だよ?』

少しホッとした顔をした
10個下と聞いて安心したらしい

婚約者が帰る時
『ねぇ、お願いがあるんだけど…』

『何?』

『嘘でもいいから、俺のこと好きって言って』

今まで、言われるまで気づかなかった
婚約者に好きって言ったことがなかった

黙りこんでしまった

『ダメかな?
嘘でもいいから…』

『ごめん…そんなこと言われたら言えないよ』

『そうだよね(笑)
じゃーまた来週』
婚約者は帰って行った

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神様の悪戯 ©著者:華月

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