２日目の撮影は、少々ハードだった。

朝から晩まで乱交、乱交、乱交、と乱交のシーンが続いたのだ。

さすがのありさも少々滅入った。

「昨日、遅くまでありさと飲んでたんだぁ。ちょっとお酒飲み過ぎちゃったかも。二日酔い。」

レイカが担当メイクと昨日の話しをしていた。

「えー。レイカちゃん、全然大丈夫よ。睡眠少なくても、お肌ピカピカだし！ありさちゃんは、ほら、ちょっと顔がむくんじゃってるじゃない？それに比べて、レイカちゃんは本当に綺麗！お化粧のノリもすっごくいいわ。」

レイカのメイクは何かにつけて、ありさとレイカを比較してきた。

疲れ気味のありさは、これには少々イライラきていたが、ありさがレイカより色々な面で劣っているのは事実なので、反論も出来ない。

「あたし、こまめにモニター見てるし、気付いたらメイクも直すから大丈夫だよ、ありさ。化粧のり悪くてもさ(笑)」

亜美ちゃん似のメイクがいい人で、助かった。

レイカの担当メイクは、最初から最後までありさとレイカを比べてきて、常にありさよりレイカの方がヘアメイクの完成度が高いことをアピールしてきて、うざったかった。

多分メイク同士の争い？もあったのかもしれないが、妙に対抗してくる人だった。