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5章:Dreamin'
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<7月28日 PM17:25>
俺とノリと文は中古車屋から黒のGTーRで部屋に戻ると美咲がアリスとじゃれあっていた。
「部屋借りて色々揃えたらこれしか残らなかったよ。」
美咲は俺に30万強渡してきた。
「お前が持ってて。
ヒデ達が外に出られるようになるまでお前か薫か暁が買い物係ね。」
「はーい。」
「みんなは?」
「隣の部屋。」
「行ってみっか。
薫にも用事あるし。」
俺「おっ!部屋らしくなってんじゃん。」
暁「トオルさん見てください。
こんな鏡とか……薫も美咲も買い過ぎっすよ。」
薫「ヒデ1人だったらどうでもいいけど聖美ちゃんも居るんだよ。」
ノリ「んなケツの穴の小っさい事言ってっとトオルさんに薫取られんぞ。」
美咲「ダメ!」
美咲が俺の腕に纏わりついた。
俺「あとはヒデと聖美の部屋から荷物運ばないとな。」
ヒデ「部屋に行ったら危なくないっすか?」
俺「俺が牧田に会ってる間の前後1時間、会ってる間も合わせてトータル3時間ぐらいだったら大丈夫だと思うけどな。
便利屋に聞いてみっか。」本田に電話をして事情を説明すると本田も手伝ってくれるらしく30分で来た。
本田「トオルさん参考までに…
これが牧田です。」
本田は俺に写真を渡した。
俺「おっThanks。」
想像通り小太りのおっさんだった。
パンチパーマに銀縁の眼鏡をしている。
俺「じゃあ、ノリと暁、ヒデと聖美、本田はヒデん家の方を頼む。
美咲と薫と文は俺とデートね。」
暁「俺もそっちがいっす。」
ノリ「はいはい行くよ。
じゃあトオルさん行ってきやーす。」
ノリ達はGTーRとクラウンでヒデの家に向かった。
美咲「デートってどこ行くの?」
俺「アジト。」
文「アジトってもう用意出来たの?
どこ?」
俺「アジトだから秘密。
ついてくりゃわかるよ。」そう言って歌舞伎町に向かった。
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DESIRE 〜3rd season〜 ©著者:TOORU
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