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4章:【本田】 (2/3)

<AM2:40 自宅>

ノリと文はホテル、ヒデと聖美はベッドで寝てる。
他はみんな帰った。
俺が美咲と馬鹿話をしていると電話が鳴った。

鹿島から渡された携帯だ。

「もしもしトオルさんですか?」
鹿島の声ではない。

「誰?」

「親父っさんから言われました。一応情報屋で本田です。」

「一応とは?」

「まあ便利屋みたいな者です。」

「物件の鍵と金預かってますけどどうしましょうか?」

「あんた当然ウチわかるよな?」

「はい。」

「じゃあ鍵と金持って来てくれるか?
あんたの顔も確認しときたいし。」

「わかりました。
今下に居ますけどすぐに行っていいですか?」

「わかった。」
本田はすぐにインターフォンを鳴らし部屋までやって来た。

「この袋が金で鍵はこっちです。
アジトの物件は前に彩さんって方がやってた店で電気も水道も開通させたのですぐ使えます。」

「あのオッサン粋な事すんじゃん♪
本田2つ探って欲しい事がある。
牧田の事務所と自宅の場所と見取り図。
牧田の舎弟の遠藤って奴の事探ってくれ。
その2点を早急に頼む。」

「わかりました。
他には無いですか?」

「とりあえずそんなとこかな。
Thanks。」

「は、はい…。」

「どうした?」

「この仕事してて礼を言われたのは親父っさん以外初めてなんで…」

「ふーんそっか。
まあよろしく頼むな。」

「わかりました。調べがつき次第連絡します。
おやすみなさい。」

「あいおやすみ。」





「美咲、明日も早いから寝ようぜ。」
俺は金と鍵をテーブルの上に置いて絨毯に横になった。
美咲は俺の腕の中に転がり込んできた。
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DESIRE 〜3rd season〜 ©著者:TOORU

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