10章:ten。 (2/11)

この日を境に、ゆうに依存していく。


連絡がないと不安で仕方ない。


『友達と遊んでくるね。』


何を言われても信用出来なくなっていた。



電話をしていても彼女だと思い、
メールをしていても彼女だと思った。



所詮都合のいい客の私には、一生無理な彼女の立場。

羨ましくて仕方ない。