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2章:出会い (2/9)

心の準備もないまま急にお客さんのところに連れて行かれるのかと思いきや、何故かロッカールーム方向へ…


私と早紀は「?」な顔をお互いにして坂口さんに着いて行った




坂口『今うちの店でNo.2の飛鳥さんとNo.3の蘭さんが来たから挨拶がてら顔教えておく』


そう言ってロッカールームの前へ


ちょっとしたら飛鳥さんと蘭さん、その他何人かがロッカールームから出て来た



そこを坂口さんがすかさず止める



坂口『飛鳥さん、蘭さんちょっとこっち来て』



飛鳥、蘭『……なに?』


坂口『こちらが飛鳥さん、こちらが蘭さん。この店のNo.2とNo.3だから〜…で、こちらは今日体入の早紀ちゃんとあやちゃん!…飛鳥さん、蘭さん今日お二人の席にヘルプで付けますからよろしくお願いします』



早紀、私『よろしくお願いします』


飛鳥『……』


蘭『よろしく』


かろうじて蘭さんは挨拶してくれたが飛鳥さんに至っては顔も見ずにシカト


驚いた



坂口『じゃあ飛鳥さん、蘭さんお客様来てますので巻きでお願いしますね〜(笑)』


お調子者の坂口さんに戻った



飛鳥『あんたが時間取らせたんでしょ



なんて感じの悪いNo.2とNo.3だということしか第一印象がない



だけど飛鳥さんは背の高いモデルタイプの体型


蘭さんはハーフのような美人さん


ギャルだらけの中で見た目が違うこの2人が人気があるのはド素人の私でもわかる気がした


ただ物凄く意地の悪そうな2人だった


実際本当に意地が悪い事がわかるのはこの挨拶から約1時間後になるんだけど



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沙羅さん ©著者:夜桜 苺

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