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8章:説得の日々
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沙羅「そんな…お父さん…頭をあげてください…私にあやちゃんを任してくれるんですか?」
なんか沙羅さんもお父さんの意外な言葉にビックリしていた
父「なんかあればすぐ言ってください。すぐに連れて帰ります。生活費はあやが働いた分から必ず引いて甘やかさないでください。あや、そうゆうことだ。もう部屋に戻れ。沙羅さんもわざわざ来てくれてありがとう。仕事があるんじゃないか?申し訳なかったね」
と言ってお父さんはそっぽを向いた
なんかまた泣いてる…?
よくわかんないけど何だか切なかった
あれほど、お父さんが面倒くさくて、うざくて、この家を出たくてしょうがなかったのに…
いざ出て行くことを許されると悲しくなった
でもお父さん…私のワガママを聞いてくれてありがとう
私は頑張るから
絶対に沙羅さんみたいになってみせるから
本当にありがとう
世間からすれば娘の言いなりになってバカな父親かもしれない
だけどお父さんはあの時かなり悩んで苦しんだんだよね
本当にバカな娘でごめんなさい
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沙羅さん ©著者:夜桜 苺
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