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10章:あまのじゃく
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クラブでの帰りに私は
紗理に散々怒られた。
紗理
「美月は馬鹿だよ」
私
「何で?(笑)」
紗理
「だって春君が気になる癖に嘘付いて強がるから」
私
「春は好きになったら駄目な人なんだよ」
紗理
「言うなって言われたから黙ってたけど、美月が大翔君に犯されそうになった日、春君が必死に探してたんだよ美月の事。」
私
「………」
紗理
「好きぢゃなきゃ、あんな走って探さないよ?」
私
「でも、春に惹かれるのが怖いの」
紗理
「仕方ないね、美月は素直ぢゃないからね」
紗理が飽きれぎみに笑った。
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消せない日々 ©著者:美月
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