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13章:−結論− (17/18)

無言で掻き混ぜる。

卵を割る。

また掻き混ぜる。

鮭の骨を取る。




アタシ『じゃあ付き合う事になったんだ。アタシたち。』


リキ『そぉいうつもりだとばかり思ってました。』


アタシ『気の利いた事言えないけど、アタシは別に暇だから良いわよ?ただアタシはまたいつ沖縄に来るかわかんない。何年も先になるかもしれないしね?』


リキ『気が向いたらで良いです。待ってます。』



勢いよく食べた。



リキ『ごちそうさまでした。』


アタシ『ハイ。』



着替えて、またリビングに来る。



アタシ『気をつけてね。』


リキ『はいまた。』




箸を止めて玄関まで見送った。




付き合う事になったのか。



チャイムが鳴る。




アタシ『はい?』


リキ『あの。』


ガチャ


アタシ『忘れ物?』



アタシを軽く抱き締める。



リキ『連絡先教えてください


アタシ『あぁそっか。』


リキ『じゃあまた




椅子に座る。

鮭をいじる。




…。





そして何事もなかったように沖縄最終日になる。




アタシのため息の数はたぶん減ったはず。だけど心残り?みたいのがある。気がする。




アタシ『リキか…?』


ハハハ…



気になっちゃってんじゃん、しっかり。
また二の舞になる。

また賢嗣みたいに、アタシの中からいなくなるんでしょ。その時またアタシは別の男といるんでしょ?






シャワーを浴びてとりあえず荷造りをする。10日近くいたからかなりの荷物だ。
運びずらいのは全て送る手配をした。



アタシ『終わった…』



明日着る服をかけて、ソファに座る。



つまみをルームオーダーをして、シャンパンをあける。
リキがいればリキがやるんだけど。


リキ…
別に…、ここに来た時いなかったんだから頼らなくても。




ポンッ
軽い音がして、グラスに注ぐ。
金色に輝くきれいな飲み物とオリーブとドライフルーツ



気付いたら1本開けてしまった。



酒豪女はモテないわよ。
ハハハ…。




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…愛のかたち… ©著者:愛希

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