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10章:−アタシ達夫婦−
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娘の結婚式も終わって一段落した。
俺は久しぶりに彼女に連絡してみた。
あのカレンの一件から、だいぶうまく彼女が作れるようになった。
彼女の名前は美咲
小柄でむちむちしていて、美人とか可愛いタイプではなく愛嬌のある子で、ウチの新人受付。
と言っても、3年目だからようやく新人から脱出するあたり。
他の奴らにも評判は良いし男女関係なく仲間は多いらしい。
美咲
『課長
久しぶりに
なんて、嬉しい
落ち着いたんですか?』
俺
『やっとな。』
美咲
『会いたいなあ
』
俺
『毎日会ってるだろ?』
美咲
『最初と帰りだけじゃないですかあ。寂しいです〜』
俺
『わかった、わかった
今晩飯でも行こう』
美咲
『ヤッタ〜
嬉しい。楽しみにしてます。』
気分が上がる。
若い子が好きな訳じゃないんだけど、美咲はなんか普通加減がなんか良いんだよ。
頑張らなくて良い相手って感じでさ。
さっさと仕事あげよ。
美咲との出会いは。
美咲がまだ入ったばかりで桜がやめたあとに入ってきて、まだ芋っぽかった。
むちむちしたってより、デブだったけど性格が良かったから、みんなに可愛がられてた。
それまで、ちょいちょい女遊びはしていたけど。
眼中にないタイプで。
桜ってのは、俺がカレンと旅行に行ってた時に嫁の確認
に出た受付の子。
同僚が誘っただけで、お局にマークされて…。
まあしたたかな奴。
それと何回か遊んだりはした。
桜から声かけてきたから、罠だと思ってたけど。
桜『課長…アタシずっと課長の事好きだったんです。』
飲み会でたまたま隣に座っていて耳打ちされた。
俺『ありがとな
俺も可愛い桜ちゃんは好きだよ』
桜『あー。信じてませんね。あとでお手洗い来てくださいっ。』
俺『お手洗い?なんで
』
桜『良いですから。アタシのあとに来て』
30秒くらいで、あとをついていく。
男女共同の個室のお手洗い
ノックをした。
桜『入ってます』
俺は咳払いをした。
ドアがあいて急いで手をひっぱられた。
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