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7章:−女の恨み− (8/21)


俺はこの年にしては早くに出世した。
バリバリ残業して、いろんな企画に顔出して。

同期で役職ついて休みが自由になる権利を持つのは俺くらいだ。



それに、自分で言うのはおかしいけど、それなりに見た目もイケてるはず。

最近久しぶりに生やし始めた髭も若い事務から『素敵〜』と影で言われてるみたいだし。
ランチに誘えばついてくるし。



狙おうと思えばいつでも女が手に入る位置にいる。
だけど愛希を愛しているし子供たちも可愛い。
とにかく家族を愛している。



なのに、だ。
2人きりになって、見惚れていたらしい。

断然愛希の方がスタイル良いし、可愛い。
まるでTypeじゃなかった女とその数時間後にベットの中で『愛してる』なんて言い合っていた。



とにかく不思議な女だ。
今だに、どこが好きかわかんないでいる。





翌朝
愛希にをして出勤した。



事務『おはようございます。課長


ちょっとブリッコした声で挨拶をくれたのは、ウチの課でも人気の桜ちゃん。



桜『なんか今日は雰囲気が違いますねあと、アタシ昨日休みだったんで伝言されなかったのが1件あるんですけど…』


俺『え?今なんて?』


桜『伝言があるんです。女性の声で名前をお聞きする前に直接かけます、って切られてしまったんで。』


俺『桜ちゃんはなんて?』


桜『課長は出勤何時か聞かれたので本日はお休みを頂いています、と。そしたら直接かけるんで、と言われました。昨日連絡きました?女性から。なんかおしとやかで柔らかい話し方で印象は良かったですよ打ち合わせの事で、とも言ってましたが。』



愛希だ。
かけてきてたんだ。



俺『そっか、ありがとな。無事に会えたから大丈夫だよ。ちなみに、何時あたり?きたのって。』


桜『んーっと。』


ぷくっとした、グロスがきれいに塗られた唇がなんとも可愛い。


桜『9時半ですね課長がいつも出社される30分前に。』


俺『わかった…ありがとそのグロスきれいだね。似合ってるよ。』


桜『本当ですかあこれ限定で出たチェリーブロッサムって名前がついたグロスなんです


俺『ぴったりじゃん。』



照れた笑い方がまた可愛らしい。なんて言ってる暇はなかった。





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…愛のかたち… ©著者:愛希

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