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7章:−女の恨み−
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なんでだ?バレたのか?
会社に
した?
伝言あればかかってくるはずだし。
宿から確認の連絡はしないようにしてあったし。
第一連絡してこないだろうから、少し名前変えて
したのが駄目だったの?
まさか宿にかけたとか。
したら言われるか。
なんだ?
誠一郎
『では明日お願いします。僕夕方6時に戻るので一緒に行きます。』
母さん『わかったわ、よろしくね。』
アタシ『母さんごめんね』
母さん『浮気確実なんでしょ?』
アタシ『会社に確認したら、休暇になってるって。アタシには出張って。それに、宿泊先の名前と番号がおかしかったのよ。確実でしょ。』
母さん『不器用ね』
アタシ『わからないようにしてくれてたら騒がなかったけど。これはさすがにひどいでしょ。』
誠一郎
:
どおしたんだよ、一体
何回か
がきたけど返事は一切なかった。
翌日夕方
誠一郎『お邪魔します』
母さん『あら、早いわね。迎えに行くつもりだったのに。』
誠一郎『それで何か話しましたか?』
母さん『部屋から出てこないのよ。心あたりは?』
誠一郎『いえ、特には…』
母さん『あの子があーなるってよほどよ?勘違いもしないから。』
誠一郎『はぁ…。海羽と大海は中に入って。』
母さん『お菓子あるからじじと食べておいで』
リビングに入る。
愛希の荷物がそのままになっていた。
母さん『不思議よね。閉じこもるなんて…。あの子嘘は嫌いなのよ、とにかく。浮気しててもわからないようにやってくれたら別にかまわないって言ってたくらいだから。勘が鋭いから浮気なんてすぐわかるだろうけどね。したら謝るしかないわよ、誠一郎さん
』
誠一郎『…。』
愛希がわかるはずないんだけどな。ネットで忙しいはずだし…。
誠一郎『今日のところは、帰ります。』
愛希の部屋をノックする。
誰かいる気配はするけど返事はない。
階段を降りようとした時に微かに『嘘つきは嫌いよ。明日から来ないで。』と聞こえた。
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