7章:−女の恨み− (4/21)

その日は宿泊先がで着ただけであとは、おやすみがきた。



仕返しか？




ｱﾀｼは一切返事をしなかった。




翌日
そのまま会社に行くとが入っていた。



やっぱり返事はしなかった。返事がないのを不思議に思わないのも不思議。






そして夜

誠一郎『ただいま〜。海羽ー、大海お土産あるよー。ﾏﾏは？』


海羽『ばあちゃんと光希ちゃんとこ。』


誠一郎『お留守番してたの？』


海羽『帰ってこないって行ってたよ。ｱﾀｼ部活で、さっきまで大海がばあちゃんといたの。ここに。』


誠一郎『ﾏﾏ具合悪い？』


海羽『機嫌悪いパパなんか嘘ついたでしょ。』


誠一郎『パパは嘘つかないよ。なんだろうね。お仕事失敗したのかね？』


海羽『違う気がする。』


誠一郎『どんな？』


海羽『市役所行って書類がなんとかって。ばあちゃんがパパ帰って来たら連絡くれって言ってたよ。っていうかお腹すいたあ。』


誠一郎『用意されてないの？』


海羽『されてないみたい。冷蔵庫には材料入ってるけど火は使ったらいけないって言われたし。』


誠一郎『わかった。パパが作るからちょっと待ってて』




誠一郎：
なんかあった？



ｱﾀｼは無視した。




母さん『はい、坂元です、あ、誠一郎さん？愛希が口聞きたくないって。何かあったの？部屋から出てこないのよ、朝から。』


誠一郎『僕にもよくわからなくて。』



ﾊﾝｽﾞﾌﾘｰだから丸聞こえ



母さん『離婚届け持って来て書いてたわよ？ｱﾀｼたちも署名させられて。』


誠一郎『えなんでまた』


母さん『とにかくあの子がこうなったらしばらく駄目ね。子供たち預かるから。今日はとりあえずお願いね。明日引き取りに行くわ。』


誠一郎『えっ愛希さんがそうしろって？』


母さん『なんも言わないけど誠一郎さん仕事でしょ？愛希はそっちに帰らないって言うし、そうするしかないわよね。』


誠一郎『今からそちら行きます。』


母さん『子供たちは？』


誠一郎『連れて。』


母さん『こんな時間帯に？眠いでしょ。大海なんて、とくに。昨日発表会だったみたいだし。』