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7章:−女の恨み−
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久しぶりに誠一郎がまともな時間帯に帰って来た。
海羽は本当に空気が読める子で大海連れて部屋に行ってしまった。
アタシ『最近…だいぶ忙しそうね、これポケットから出てきたよ、領収書。必要でしょ?』
誠一郎『え?あぁサンキュー。俺明日出張だから、1泊で。』
アタシ『わかった。』
誠一郎『愛希』
アタシ『何?
』
誠一郎『愛してるよ
』
アタシ『おやすみ。アタシは少しネットやってから寝るから。』
怪しい。
出張って月に何回も行くもの?平が行くんじゃないの?
女出来たな。
ネットを早く片付けた。
部屋に行くと誠一郎は爆睡だった。
携帯を見ると未登録の携帯番号、しかも同じ番号が何回か入っていた。
それをアタシの携帯に登録しておく。
とりあえず今日はそれで寝た。
誠一郎『行ってくるよ』
いつのまにか朝だった。
アタシ『行ってらっしゃい。あ、宿泊先
しといて。』
誠一郎『え?なんで?』
アタシ『なんかあった時の為に。』
誠一郎『あ、あぁ。』
アタシ『最近たまに携帯圏外の時あるし、連絡つかなかったらいけない時もあるでしょ。子供になんかあったりとか。なんか変?』
誠一郎『いや、行ってくる。』
会社に
した。
アタシ
『今日出張入ってる誠一郎さんはまだ会社にいますか?』
事務『えーっと、ちょっとお待ち下さいね。あ、課長ですね。今日は休暇になっていますが。本日打ち合わせなど予定ありましたか?』
アタシ
『いえ、明日なんですが、まだいましたら直接お話したいと思いまして。明日直接
にかけてみます。』
休み?
出張って休みって言い方するわけないよね?
へえ
なんでそんなわかりやすい事すんだろ。
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