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6章:−兄弟どんぶり−
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アタシはお店に1時間前に行けば良い事になってるからそれまで一平とご飯を食べた。
腹が減っては戦は出来ぬ。
アタシ『緊張してる?』
一平『それなりに。なんで?』
アタシ『顔がいらいらしてるから。』
一平『あぁ出てる?じゃー、ここでエロいキスして』
アタシ『無理。福島さん心配してたよ。』
一平『あぁ、あいつ。前に話しただろ?悠吾を選んだ女。あれがそうだよ。福島カレン』
アタシ『カレンってあなた。』
一平『あいつクォーターだから。ばりばり。』
アタシ『へえ。似てるよね、なんか一平に。』
一平『そおか?嬉しくないんだけど(笑)』
アタシ『悠吾くんとは?』
一平『俺が留学してすぐ別れたらしい。』
アタシ『引き止めてほしかったんだろーね。一平が良かったけどきっと愛情表現足りなくて、んでいつも悠吾くんいたから悠吾んとこ手を出してみて。自分を好きなら怒って引き戻してくれるって思ってたのかも。』
一平『それは読みすぎだろ』
アタシ『あれからちゃんと話してないんでしょ?
』
一平『まあな。話す事はない。試されるのは嫌いだ。時間が経ったらなおさら。』
アタシ『話すタイミングもあげないで?』
一平『俺の事嫌いか?惰性で付き合ってるのか?カレンとよりを戻してほしいのか?』
アタシ『あなたを愛してるよ。だけどやってもみないでそのままでいるのは、なんか…逃げてるだけにしか思えないから。』
一平『今は愛希にしか興味ないから、そんな時に話し手も話さない時より悪化する。』
アタシ『それもそうだね。』
一平『それにあいつはもお誰のかわかんない子を生んで母親だから。今はそいつを思ってんだよ。』
アタシ『ふぅん。あー食べた。30分前だよ。』
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