夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
-book.hostlove.com-
ホスラブ小説
ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!
1章:プロローグ
(1/4)
メニューを閉じる
ホスラブ小説ホーム
あなたのしおり一覧
小説総合ランキング
ピックアップ作品一覧
昨日の閲覧上昇作品
作品評価ランキング
カテゴリ別ランキング
作者別ランキング
新着作品から探す(カテゴリ別)
みんなのレビュー
みんなの作者ニュース
みんなのファン登録
小説を作成
作者ログイン
小説ご利用ガイド
サイトニュース
1章:プロローグ
私のその能力〜人の心が読める能力に最初に気づいたのは母だった。
赤ん坊は、母親の情緒を反映すると言われるから、まだ話せない乳飲み子の頃は『あらあら、お母さんがイライラすると赤ちゃんもイライラして泣いちゃいますよ』などと言われていたのだろうか?
私自身が覚えている最初は4才の頃だ。
『ママ?おねんねする?』
母がハッとしたように両手で口をふさいだ。
私には『あ〜ご飯作るのめんどくさい。アリサがいなかったら寝ちゃいたいわ。』と聞こえたが、母はそれを心で思っただけだったのだ。
その頃の私は、口から出る言葉と心の言葉の聞き分けをしていなかったし、自分以外の人は、口から出る言葉しかわからないのだとは知らなかった。
今思うと母は私がしゃべり始めた頃から、私の能力に気づき、私の前では決して余計なことを考えないように努めていたのだろうが、その時はよっぽど疲れていたのか、つい考えてしまったのだろう。
『アリサ…今のママの寝ちゃいたいって声は、今おしゃべりしてるママの声と同じように聞こえた?』
『ちょっと違う』
『どう違うの?』
『…わかんない…』
『アリサ…そのちょっと違うお声は聞いちゃダメよ』
『どうして?』
『どうしても。その声は聞いちゃいけない声だから。怖い怖いだから。』
4才の子供に呪文がかかった。
<前へ
1 /63
次へ>
しおりを挟む
この小説の「目次」を見る
この小説の「レビュー」を見る
この小説の「トップ」へ
※この小説を友だちに教える⇒
メール
夜蝶〜アリサ〜 ©著者:茉莉花
しおり一覧
小説を探す
小説を作成
作者ログイン
夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで
全ての機能が利用できます!
http://book.hostlove.com
[ホスラブ小説]
広告募集係り
Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.