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1章:泡沫 (2/14)

「その睫毛って本物?」

「…は?」

これが彼と初めて交わした会話だ。

そのせいで私は、睫毛にロングラッシュタイプのマスカラを重ねる度に、彼の事を思い出してしまう。

(まだ早いな…。)

『彼』が迎えにくるまでには、まだ時間があった。

私はテーブルに散らかったたくさんの化粧品をゆっくりと片付けながら、出逢いを反芻する。

それはまるで儀式のように、飽きる事など全くない、緩やかな時間だ。
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秘蜜 ©著者:桜花

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