ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

6章:招待 (5/5)

亜椰の質問を無視して僕は、机の引き出しから、この日の為に貯めてきた写真を取り出して、部屋の壁という壁に、写真を貼っていった。


その写真を見て、恐怖が限界に達したのか、亜椰が泣き出した。

「ねぇッ…誰なのっ!?なにが目的なのっ!?もうやめてよッッ!!!」

泣き叫ぶ亜椰に、ナイフを突き付けると、亜椰は大人しくなった。
そのまま、ナイフを胸元に下ろしていく。

「…ゃ…、やめ…て」

亜椰の懇願する表情は、興奮する。
今まで、亜椰のこんな表情を見た男は、一体何人いるんだろう。

「…まだ、誰だかわからないの?」

静かな声で聞きながら、亜椰の着ているワンピースを、ナイフで切り裂いていく。

「……とも…や…?」

僕が黙っていると、また亜椰が泣き出した。

「ねぇ…誰?蒼太?」

その名前に、僕は黙り続けることが、できなかった。

「…蒼太って…、遠藤…蒼太?」

僕の言葉に、亜椰が驚いた顔をした。

「…蒼太じゃ…ないの…?じゃあ…拓巳…?」

「…遠藤とも中川とも関係があったの?」

亜椰の口から出てくる名前を聞いていると、苛立ちを隠せなかった。

「もしかして…宮本とも関係あった?」

僕が聞くと、亜椰はハッとした顔をした。

「……皐月…」

そしてやっと、僕の名前を呼んでくれたから、僕も顔を隠していた帽子とマフラーを、外した。

「遠藤、中川、宮本…。トモヤって…誰?」

下腹部辺りまで、切り裂かれたワンピースははだけて、亜椰の白い肌と薄いピンク色の下着が、露わになった。

「僕、トモヤなんて男の相手した覚えないよ」

相手が僕だとわかった瞬間、亜椰の子犬のような瞳が、いつもの冷たい瞳に変わった。

「亜椰は知ってるんだよね?僕がどんなイジメに遭ってたか…」
43 /82

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

青い花 ©著者:壱乎

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.