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7章:過去 (3/8)

「聞いてんのかよ」

また遠藤の蹴りが、僕の肩に入った。
『蹴り』というより『かかと落とし』と言った方が、正しいのか?

「亜椰を紹介すれば、オマエで遊ぶのやめてやるよ」







偉そうに…。
気安く『亜椰』なんて呼ぶなって、さっきも言っただろ……。




「おい、霧島ぁ!聞、い、て、ん、の、か、よ!」

黙っていると、何度も遠藤のかかと落としが、僕の肩に入る。


いつもの僕だったら「わかった」と、答えていただろう。




けど…、亜椰が関わったら話は別だ。

「…嫌だ」

言った。


遠藤に逆らったことなんて、一度もなかったのに、同級生に自分の意思を伝える度胸なんて、全くなかった僕が、堂々と断れた。

「あ?」

遠藤が、すごんだ。

「だから…、亜椰を紹介することは…でき、ない」

「オマエ、誰に口聞いてるかわかってんの?」

「わかってる…わかってるけど、亜椰は…亜椰だけはダメなんだ…だから…」

僕が、そこまで言ったのを聞いてから、遠藤はゆっくり立ち上がって、その立ち上がったときの速度とは裏腹に、すごい速さで僕を殴った。


それからは殴られたり、蹴られたり…僕は、サンドバックのようになっていた。
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青い花 ©著者:壱乎

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