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7章:過去 (2/8)












イジメが始まって、どんどんその行為がエスカレートし出した頃、僕は遠藤に呼び出された。












──両親が開業医の遠藤の家は、まさに豪邸といった感じで、遠藤の部屋も殺風景だけど、おしゃれで広くて、高級感が漂っていた。


そんな高級感漂う部屋に置かれた革のソファで、遠藤がふんぞり返って座っている。
僕はというと、遠藤の前で情けなく正座をしていた。

「オマエさ、藤谷亜椰と幼なじみなんだろ?」

「…うん」

「うん、じゃねぇよ…はい、だろ?」

肩に、遠藤の蹴りが入った。

「…はい」

僕が遠藤と会話するときは、敬語じゃなきゃいけない。
同級生に敬語を使うなんて、惨めだけど…敬語を使わないで、蹴られたり殴られたりするよりは、マシだ。

「いいよな…あいつ」

『あいつ』なんて呼ぶなよ…。

「オマエさ、亜椰紹介しろよ」












ふざけんな…。
オマエなんかに、亜椰を紹介してたまるか…。


気安く『亜椰』なんて、呼ぶなよ…。
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青い花 ©著者:壱乎

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