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3章:僕の役目 (2/6)

僕と亜椰は、最寄りの駅前のロータリーに立っていた。


これから、何をしようとしているのか、全く想像がつかない。


男のとこに行くって…一体なんなんだ?


普通、彼氏を男のとこに連れて行ったりするの?



亜椰は、さっきからずっと携帯を、いじっている。

「ねぇ、亜椰…メールしてるの?」

「うん」

「…誰…と…?」

そう聞いた瞬間、亜椰が射るような目で、僕を見た。

「関係ある?」



関係…あるよ…。
僕は亜椰の彼氏でしょ?


僕への返信は、なかなかしてくれないのに、どうして他の人とは、そんなにメールするの?



「ふふっ」

亜椰が急に笑った。

「ねぇ、ここ通る人みんな皐月のこと見るね」





どうしてだろう…。


寂しい気持ちになったり、不安になったり…亜椰は僕を傷つけることしかしないのに、亜椰が笑ったり嬉しそうにすると、全て我慢しようと思う。
亜椰の嬉しそうな顔を、いちばん近くで見ていれるなら、なんでもしようと思ってしまう。

「皐月ってさぁ、あたしの彼氏だよね?」

亜椰がいきなりそんなことを、聞いてきた。




僕の方が、聞きたい。




「そう…思ってるよ?」
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青い花 ©著者:壱乎

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