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亜椰を初めて見たときは、幼いながらに衝撃を受けた。
この世の中に、こんなにも美しく、儚い人がいるのかと。
これが『女』なんだ、そう思った。
けど、亜椰という生物を知っていくにつれ、彼女が力強いことも知った。
同級生の男たちに比べて、何倍も力強い。
そんな謎めいていて神々しい亜椰に、夢中になるまで時間なんて必要なかった。
幼稚園、小学校、中学校、高校と亜椰はいつもクラスの中心…いや、学校の中心にいた。
どこに行っても、『綺麗』だとか『可愛い』なんて褒められていたり、いろんな人の憧れだった。
それに比べて僕は、幼稚園から高校まで、ずっとイジメを受けてきた。
誰にも気付かれない場所で、陰湿なイジメは繰り返され…終いには誰が主犯かわからなくなる。
そんな僕と亜椰は、生きる世界が違う。
まるで陰と陽みたいな僕と亜椰が、付き合うなんて…男女の関係になれるなんて、夢にも思わなかった。
けど、浮かれる僕を上目使いで見つめてから亜椰は、甘ったるい声で言った。
「でもね、条件があるの」
その目つきと声に、僕の鼓動が速くなる。
「…条件?」
「うん」
「条件…て…なに?」
亜椰は煙を吐き出してから、短くなった煙草を消し、寂しげな表情で言った。
「あたしね…男の人って苦手なの」
「あぁ…うん…」
亜椰が男性不信というか、男性恐怖症というか…男と関わらないようにしてきたのは、わかっている。
でも男が苦手な亜椰が、なんで僕と、付き合おうと思ってくれたのか…
「なのに付き合ってもいいって思った理由…わかる…でしょ?」
あぁ、そうか…。
そういうことか…。
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