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7章:−ささやかな願い− (4/9)


バイト先に新人が入った。
女子3人いたうちの1人がやめたから。
募集したらしい。見事に女子的中

小柄で華奢で色白で、頬っぺと唇が真っ赤な子
年は夏実と同じ20歳
アタシより上にはまるで見えない。


名前は伊織
最初伊藤って読みそうになって1人で2度見した。



店長『伊織の担当は愛希なちゃんと教えてやって』


アタシ『ハイ



年上だけど後輩
年上だけどアタシと年が逆のような見栄え


なんか複雑(笑)




夏実『また店長のおっかけが出来たね


アタシ『そうなの?』


夏実『店長と話す時だけ上目遣いで媚びてたもん。まるでアタシだった。同じにおいがするわ


アタシ『仲間で良いじゃん。』


夏実『奪い合いだって。あわよくば、だからさ抜け駆けしたら承知しない』


アタシ『そんなふうには見えないけどなあ。』


夏実『愛希は店長興味ないからさあ、わかんないんだよ。』


アタシ『そんなもんかね


夏実『早速店長にべったりだよ、ほらあれ』




確かに教育係はアタシのはずだけど、アタシじゃなく店長に聞いてる。




店長『俺じゃなくて、愛希に教わって


伊織『だめですかあ店長に教わりたいですぅ〜』



あ、たぶんアタシこの子苦手なタイプだ。
ましてや同じ方面だから送りも一緒。




営業終了後
車内
夏実は彼氏が迎えに来たから送りには乗らなかった。



伊織『送りがあるなんて店長優し過ぎますぅありがとぉございまぁす』


ちゃっかり助手席に座っていた。




伊織はマシンガントークで、とにかく店長の気をひいていた。



アタシはまたもや乗った瞬間から寝たふり。



降りる直前



伊織『あぁピアスが髪に…』


店長『え?大丈夫か?どれ』



薄目をあけた瞬間
伊織はとんでもない事をした。

店長の首に手を回してキスをしたのだ。夏実なんてまだ可愛いもんだった。



店長『ンッ…』


チュッ、チュッ、チュル…
車内に響いた。

かなり濃厚なキスだった。
アタシはびっくりして声も出なかった。



伊織『ッハァ…店長ずっと前から好きでしたぁ。遊び相手にしてくださぁい』





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