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6章:−抱かれたい−
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車はとある高級なホテルについた。
木下がフロントで部屋を借りて別々に部屋に入る。
ポーターが部屋に案内してくれて、ドアを開けるとソファに前かがみに座った木下がいた。
アタシの目的地は木下
木下『おいで。』
アタシはコートを脱いで木下の隣に座りバックを置いた。
木下『禁欲生活はどうだった?』
アタシ『辛くなかった。浄化された感じ』
木下『俺はずっとナナセを見てきたよ。日に日にきれいになっていったし、見てるのが楽しかった。』
アタシ『アタシもいつの日か木下さんを見ていた。抱かれたいって思ってた。』
勢いよく引き寄せられてキスをした、奪われるようなキス。
いつもにこやかな木下には想像出来ないくらい逞しい、男らしいやり方だった。
見つめ合う。
アタシ『本能のまま抱いて…』
お互い服を脱ぎ捨て、ベッドに傾れ込むようにして抱き合った。
木下『ナナセ…』
アタシ『木下さん…好き』
木下『俺もナナセが好きだ…』
止む事のないキスに、全身で受け入れている。
頭の先から足の指の先まで全てが木下を見ていた。
少し長い髪の毛を掻き分けながらアタシを見下ろす視線が凄くSexyだった。
アタシ『アアァ…木下さん…』
木下『翔太』
アタシ『翔太…ンンッ、ハァンッ』
翔太『ナナセ、ナナセ』
指を絡ませ、ゆっくり翔太が挿入ってきた。
十分に潤って、中に飲み込まれていくみたいに。
翔太『んんっ…ハアハア、ンッ』
アタシ『翔太…ア、アッ、ハァ』
身体を求め合う。
久々のSEXだけど、初めて感じる快感に溺れた。
今は隣で腕枕をされ、アタシをあの優しい眼差しが見つめている。
翔太『俺の彼女になる?』
アタシ『ウン…』
翔太『よろしくな。ナナセ』
深い深いキスに、翔太しか見えなくなった。
翔太『社長に怒鳴られちゃうなあ、お前もかって
』
アタシ『もっ、て?』
翔太『聞いてないのか?若林と蓮だよ』
アタシ『もしかして?とは思ってたけど。』
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