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4章:−淋しさしのぎ−
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ランチ時間帯になって、ソーキそばと海ぶどう、ラフテーを食べた。
沖縄には旨いもんないと思っていたけど、さすがに現地の人が行くお店はそうではなかった。
ケンジ『イケるだろ
マップに載ってないから。マップはあてにならない(笑)』
サユミ『刺身とかあり得ないのが出てくるって聞いた。熱帯魚がでかくなったみたいのとか(笑)』
ケンジ『あるよ。夜は居酒屋行こうよ。ちょっと汚いけど旨いから。』
サユミ『楽しみ〜。』
夕方になって、一旦部屋に戻った。
宿部屋で4人で談笑
時期的には関東なら涼しくなるあたり、まだ沖縄は半袖で大丈夫。
ゆったりくつろげる気温に空気に一同癒された。
アタシ『沖縄に住んだら絶対穏やかな人間になれそうだよね〜』
サユミ『だねえ〜。イケメン祭りだしねえ〜』
ゲンキ『は?』
サユミ『あー、こっちの話〜(笑)』
ゲンキ『あっそ』
明らかにムッとしていたけど、無視無視〜(笑)
ケンジは笑いをこらえていた。
夕方になり、ケンジお薦めの居酒屋に行く。
民家でやっている居酒屋だった。最初は友達と宅飲みしたくて作っていた料理がだんだん人が増えて大所帯になり、現在に至るらしい。
値段は馬鹿みたいに安いけど日によっては料金取られない日もあるとか。
趣味でやってるから。
どれも確かに旨い。
頼んだのが出てくる訳ではなく良いあんばいで料理がこちゃっと出てくる。
サユミ『店のような店って感じだね』
ケンジ『不思議だろ(笑)俺も何年も来てるけどつかめないんだよなあ。だから来るのかも。』
夫婦でやっていて、夫婦も飲みながらやる。
だから本当適当で、テーブルにはお酒のビンがドンッて置かれて割りものなんかは冷蔵庫から勝手に出して、空いたのはテーブルのはしに並べて料金がわかるようになる。
楽しい店だった。
都内でやったらさば読む奴が確実にいるだろうな。ゆるいお店流行るだろうけどさ。
沖縄には本当似合う。
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